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2月28日、卒業を目前に控えた3年生に向けた「卒業記念講演会」と、生徒会主催による「3年生を送る会」が開催されました。

「卒業記念講演会」には、シンガーソングライターの井上昌己さん、ギタリストの大和田亮さんほかをお迎えし、歌と演奏による「音楽ライブ講演会」として行われました。これは、井上昌己さんと数多く共演している大和田亮さんが本校卒業生であることから実現したイベントです。音楽から伝わるメッセージや、自身の夢を叶え、プロのギタリストとして活躍している先輩の姿に、生徒たちは大きく勇気づけられた様子でした。中でも、間もなく創立100周年を迎える本校の伝統ある校歌の歌詞に、井上さんが作曲したオリジナルメロディーで歌ってくださったのは思いがけないサプライズでした。

大和田先輩、演奏メンバーの皆さん、ありがとうございました。

続いて行われた生徒会主催の｢3年生を送る会｣では、生徒会長の挨拶の後、部活動合同発表とチアリーディング部の演技が餞(はなむけ)として3年生に贈られました。

部活動合同発表では4曲演奏し、お世話になった教員も参加しています。1曲目は、吹奏楽部と軽音楽部による演奏です。ボーカルは土佐先生とアレックス先生、さびの部分の2人のシャウトは圧巻でした。他にも、阪本先生の安定したリズムを刻むベース、村松先生のスローハンドはまるでエリック・クラプトン、そして青木先生の空気を切り裂くトランペットソロが鳥肌ものでした。

続く２曲目は、吹奏楽部と軽音楽部に加えてダンス部が参加、キレッキレのダンスを披露して盛り上げてくれました。

3曲目は趣向変って、吹奏楽部と合唱部がしっとりと｢唄｣を聞かせてくれました。ここでは同時に書道部による｢書道パフォーマンス｣が行なわれ、音楽に合わせて3年生に激励のメッセージを贈りました。今回は体育館のスクリーンでも映像を流し、パフォーマンスの様子を見られない人がいないように配慮されていました。

最後の曲は吹奏楽部、軽音楽部、ダンス部、合唱部によるダンスソングで最高潮に盛り上がり、3年生も皆、笑顔で観賞していました。

第2部のトリはチアリーディング部による演技です。入学してから行事等のたびに観てきたチアリーディング部の素晴らしい演技もこれで見納めです。本校を卒業し、社会に巣立つ3年生に贈ったメッセージは、3年生一人一人にとって忘れられない思い出になったのではないでしょうか。

多少、時間が延びた部分もありましたが、全ての演目を行うことができ、3年生を送る会は終了しました。コロナ禍で今年度まで大きな行事が満足にできませんでしたが、最後に後輩たちの生の演奏や演技を贈ることができて良かったのではないかと思います。