学校生活
中3修学旅行-番外編-
修学旅行レポートの冒頭でもお知らせした通り、ルーキーである松尾先生にとっては初めての宿泊を伴う引率でした。その松尾先生の感想を掲載いたします。生徒の感想はよくありますが、なかなか教員の感想を目にすることはありません。生徒たちへのあたたかな想いと同時に、教員として律する気持ちが伝わってくる、とても素敵な文章です。是非ご一読ください。
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私は今回が初めての修学旅行引率でした。結団式の前日までマイコプラズマの感染拡大によって学年閉鎖していたこともあり、準備に追われ、不安に思うことも多々ありました。
しかし、修学旅行全体を振り返ってみると、生徒たちにとっても私にとっても実りある行事であったと感じています。
修学旅行は、本番だけでなく準備段階からも、いつも教室や校内で見る表情とは少し違った生徒たちの姿が垣間見える機会でした。班別自由行動の計画では、生徒たちが積極的に行き先を決め、普段あまり話さないクラスメイトと交流を深める様子が印象的でした。
本番でも宿では集団行動が多く、お風呂の時間を確認し合ったり、配膳や片付けを分担したりと、手際よく行動する生徒たちに感心しました。実際、先生方が片付けで生徒たちに後れを取るのではと内心ひやひやしたほどです。結果的には、私たちもお手本となるように一緒に頑張れたかなと思います。
サイクリングの際には1つの班についていき、飛鳥の気持ちいい風をみんなで感じながら安全に楽しく過ごすことができました。
京都での班別行動でも何班かと同行し、写真を撮り合うなど思い出深い時間となりました。後日、生徒たちが提出してくれた写真には楽しそうな笑顔が並び、本当に良かったと感じています。
引率をする上では、安全や時間の管理など責任の重さを常に意識していましたが、生徒たちもいつも以上に気を配っており、遅刻や怪我もなく、無事に行事を終えることができました。
「やるときはやる」生徒たちの頼もしさが感じられた貴重な経験でした。