プレゼンテーション・ICT教育
プレゼンテーション教育
学校生活のあらゆる場面でプレゼンテーションにチャレンジ
千葉明徳では、総合学習はもちろん、朝の会、各教科の授業、さらには学級活動や学年集会など、学校生活のあらゆる場面でプレゼンテーションの機会が用意されています。その目的は、論理的思考力と豊かな表現力を培うこと。ポスターセッションやスライドを使った発表、グループワークやペアワークでの議論や意見交換など、さまざまな手法をとおして「自分の考えや想いを自分の言葉で発信する」という経験が、日常的に繰り返されていきます。
“伝える力”は日々繰り返されるプレゼンで育み養われる。
どんなプレゼンテーションも、発表する人がいればそれを聞く人がいるもの。自分自身が一生懸命取り組んでいるからこそ、仲間のプレゼンテーションも真剣に聞くことができるようになります。理科の実験結果の発表では自分が得られなかった発見を、国語のビブリオバトルではクラスメイトがおすすめする本の魅力を、他者の発表から得ることができる…。そうした喜びが知的好奇心を刺激し、多角的なものの見方と広い視野が身につきます。
毎日の朝の会で日直の生徒が担当する「1分間スピーチ」。最初は原稿を読みますが、そのうち原稿なし、時計なしでも話せるようになります。スピーチのテーマは身近なものが多く、月に1度ほどのペースで一歩ずつ確実にレベルアップしながら、自信をつけていきます。
社会科の授業で積極的に取り入れているディベートでは、一つのテーマについて賛成側と反対側に分かれて議論を交わします。第三者のジャッジによって勝敗を決めるゲーム形式で、生徒は生き生きと楽しみながら活動し、論理的に考えて主張する力はもちろん、相手の意見に耳を傾ける姿勢や、多角的な視点を培います。ふだんは物静かな生徒が力を発揮するなど、仲間の新たな一面を発見するチャンスにもなっています。
「ポートフォリオ」をそのまま「壁新聞」に
様々な場面で取り組んだことは「ポートフォリオ」にまとめ、そのまま廊下に掲示。総合の進捗報告や振り返りのポートフォリオをはじめ、校外理科研修や芸術鑑賞会、ホームカミングデーなど、あらゆる学習活動の記録が蓄積され、共有されていきます。
目に見えない力を可視化する“ルーブリック評価”
「プレゼンテーション力」という目に見えない力を可視化する評価基準として、ルーブリック評価を導入。より高い目標に向けて意欲的に学ぶことができるようになります。
ルーブリック評価表(参考例)
評価基準 | 評価指標:表現力(表情・目線) |
---|---|
S(4) | 豊かな表情で、聞き手とアイコンタクトを保ち、手元の資料を見ないで分かりやすく伝えている。 |
A(3) | 豊かな表情で、聞き手とアイコンタクトをとっているが、ときおり手元の資料を見ている。 |
B(2) | ときおり聞き手とアイコンタクトをとっているが、ほとんど資料を読んでいる。 |
C(1) | 資料を読んでいるだけでアイコンタクトはできていない。 |
ICT教育
2017年にiPadを本格導入し、生徒一人ひとりがiPadを持ち、様々なアプリケーションを使いこなしながら学習を進めています。グループでの協同作業にも、個人的な学習にも、そして遠隔授業にも大活躍。たった1台のiPadが、学びの形を大きく変え、生徒の可能性を大きく広げています。
千葉明徳はICTがあるのが「あたりまえ」の環境です。デジタル教科書はもちろん、文章やスライドの作成も、課題の提出も、さらにはプログラミングまで、あらゆる場面で日常的にICTを活用します。主にGoogle Workspace for Educationやロイロノート・スクールなどのアプリケーションシステムを使いこなし、双方向、そして多人数での共有、協働といった、インタラクティブな学習活動が展開されています。
中高合わせて80台のMacbookを所有し、課題研究論文や探究活動、そして情報の授業で使用します。発表のためのポスターやスライドの作成、そして論文そのものの執筆を行いながら基本的な操作方法を身につけるだけでなく、レイアウトや配色などを意識していくことで、創造性も高めます。
中学1年次からスタディサプリを導入。人気講師による解説動画はもちろん、自分の学習したい単元・範囲の練習問題に取り組むことができ、生徒たちは上手に活用しています。
iPadを使った活動は、各教科の学習にとどまりません。年度はじめに行われるオリエンテーション期間には、上級生が学校紹介動画を作成したり、明実祭では各企画のCM制作が行われたりと、クリエイティブな活動も充実。クロマキー合成やKeynoteとiMovieの連携、BGMの作曲や効果音の挿入など、本格的な編集に挑戦する生徒もおり、ICTの利活用は生徒の創造性も育みます。