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「普段できないことをやるからいいんだ!」〜 雨を吹き飛ばしたキャンプファイヤーと、中2が尾瀬で流した汗の記録
6月11日(木)から6月13日(土)にかけて、中学2学年は初めての宿泊行事である林間学校を行いました。
ただの「楽しい旅行」で終わらせないよう、学校では念入りな事前学習を行ってきました。主な来訪先である足尾銅山と尾瀬ヶ原について、その歴史や自然保全の意義をあらかじめ考え、現地での実学を通して1つでも多くの学びに結びつけることを、生徒・教員共に意識して当日を迎えました。
1日目は足尾銅山の見学および植林体験を行いました。 銅山見学では現地の方のお話を通してこれまでの歴史に触れ、実際に坑道を歩きながら展示を見学しました。暗くひんやりした坑道内には当時の採掘作業の様子が忠実に再現されており、かなりの重労働であったことが見て取れました。
植林体験では、失われた自然を取り戻す作業として1人1本、木の苗を植えました。周囲にはこれまでに先輩たちが植えてきた苗も立派に育っています。「森も元を辿れば1本の木。これから森へと育つ1本の木を自分達の手で植えていく」——そうした意味の大きさを噛みしめながら、1人1人丁寧に植林を行っていました。
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2日目は、本州最大の湿原である尾瀬ヶ原の散策に向かいましたが、当日はあいにくの雨。 今年度はほとんどの生徒が10km以上を歩くタフなコースを希望しており、冷たい雨が降りしきる中、最初はぬかるむ地面に苦戦する生徒の姿も見られました。
ですが、ちょうど尾瀬ヶ原の湿原に立ち入ったところで、なんと雨が上がったのです。雲の隙間から日差しも差し込むようになり、目前には尾瀬ヶ原の雄大な自然が広がりました。完歩できるか不安がっていた生徒もいましたが、現地ガイドの方のサポートもあり、多くの生徒が自分の足で歩ききることができ、大きな達成感を味わっていました。
そして夜には、宿泊先のホテル近くのグラウンドでキャンプファイヤーを行いました。 各クラスから係を募り、当日に至るまで何度も話し合いを重ねてきたイベントです。
私自身、キャンプファイヤーの担当になっていたわけですが、入学してからこれまでの中で、生徒の成長を一番色濃く感じられたのが、このキャンプファイヤー係の運営と進行でした。 話し合いでは自分達でレクの詳細を決め、他の生徒の意見を聞くためにアンケートを募り、脱線しかけた際には自分達で軌道を修正。当日はキャンプファイヤー間際まで雨が降る中、晴れた場合と雨になった場合の両方の企画を必死に確認する姿には、思わず目を細めてしまいました。
計画段階から「普段できないことをやるからいいんだ!!」と繰り返し話していた村上学年主任の情熱が天まで届き、無事にキャンプファイヤーを実行できたことは何よりでした。
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3日目は吹割の滝見学、および原田農園でのさくらんぼ狩りを行いました。 岩が侵食によって削られてできた滝は、抉られた地面に水が落ちていくような、どこか不思議で壮大な光景を形作っていました。
さくらんぼ狩りでは、生徒たちがまるで宝探しのように赤い実を探して、嬉しそうに頬張っていました。種をどこまで飛ばせるか競い合う様子には、これまで真摯に自然学習に向き合っていた大人びた姿とは少し離れて、中学2年生等身大の活き活きとした姿が見られ、側で見守っていた我々教員もどこか安堵した気持ちになりました。
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今回、3日間の林間学校を迎えるにあたり、すべてが順調だったわけではありませんでした。体調不良者が出てしまったり、時には学年集会での指導が必要になったりした場面もありました。
ですが、入学後初めての宿泊行事で得たもの、知れたもの、学べたものは、生徒・教員を問わず非常に多くあったと実感しています。林間学校にただ行くだけでなく、この経験をこれからの学校生活にしっかりと活かしていきたいと思います。
最後になりますが、今回の林間学校実施にあたり、多くの先生方、そして保護者の方々のご理解とご協力をいただきました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。
(市川裕明 数学科教諭/中学2年Ⅰ組担任)
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